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案内状

自分の絵を見てもらいたい。仲間の絵を見てもらいたい。部展に来てもらいたい。いろいろな思いを案内状に込めた。

​案内状もまた、見方によっては作品だ。

年間80通ほど届く案内状は、

「案内状展」が出来るほど、個性があって面白いものだ。

名城が展示会をするときには200枚の案内状を作る。印刷屋に頼むこともあるし、自分たちで印刷することもある。

あて名書きは、部員総出で机を並べてワイワイ言いながら書く。

他大学の親しい部員には、メッセージも書く。楽しい作業である。

入学して、初めての部展が1年生の手による『新人展』。

このときは、張り切っていたので、

新人の名前を憶えてもらうために名札を作ったり、小冊子を作ったり、

部展にニックネームをつけたりした。

見た目は不格好なジャガイモだが、食べるとおいしいし、

成長すると鮮やかな葉が出て花も咲くジャガイモ。

部内では、誰も知らなかったシルクスクリーンを、

名市大の島津直樹先輩に教えてもらって実現させた。

​一年生総出で取り掛かった。初めてのシルクの作品、いや案内状。

4年生展

他大学の案内状

←この案内状の作者は、現在イラストレーターとして

イギリスで活躍しているという。

下のタバコの図柄のものは、

名城大学と金城学院大学の合同展の時のもの。

​これが縁で、今でも行き来のあるOG達がいる。

白黒の案内状が多かった当時、名古屋市立大学の色美しさに心惹かれた。「木枯らし吹くよ展」というネーミングもおしゃれだと思った。

シルクの案内状は、名市大⇒名城⇒名大・淑徳と伝播していった。

メッセージ性のある案内状。

女子大も頑張っていた。

中には、京都なのに速達でくれた案内状。本気で「来い」との気持ちが伝わってくる。

時々、部員が集まって京都ツアーを行った。京都や九州からも美術部員がやって来た。宿泊はそれぞれの部員の下宿や、実家である。

​県外の部員でも美術部員が集まると、酒と歌があった。

親しくなるとメッセージを書いてくれることも。メッセージというか手紙状態のものもあった。

東京・福井・京都からも案内状が届いた。​

名城大学生が中心に結成された老舗グループ展。

​現在も、毎年展示会を開催している。

​大学祭の案内状。画廊喫茶なので、

お茶付き絵画鑑賞店。いいアイデアである。

シルクの師匠、名市大医学部の島津直樹さんの年賀状。シルクを教えてもらっただけでなく、何度か下宿にお邪魔して、日常に隠れ潜んでいる人生の面白さを教えていただいた。

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